考えていますか?親なき後
「この子には長生きしてほしい。私が元気なうちはずっと一緒にいたい」
親がいるうちは・・・
そう思う気持ちはわかります。
今は、自宅で暮らしているけれど、 「まだ、元気だから。家族が丈夫なうちは・・」 「施設やグループホームはまだ先の事・・」
そんな風に思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
「果たして、そうでしょうか?」 グループホームに入れることに対し、 後ろめたい気持ちになる親御さんもいます。 でも、ここまでがんばったのですし、 ご自身をいたわる時間を得てください。
家庭生活の変化、環境の変化は突然に来る事も、 時とともにやって来る事もあり、 変化の理由は様々でしょうが、確実に「家族」以外の誰かに お子さんをお願しなければならない時が来るでしょう。
その時に向けての準備は進んでいますか?
そして、お子さんの自立を考え、 今を逃すと、あなたに何かあった時に、 困るのはお子さんだということを 何度も自分に言い聞かせてください。
あなたは悪くありません。
いままで十分に頑張ってきましたよね?
自分を責めたこともあるかもしれません。
相談できる人がいなくて人知れず泣いたこともあるかもしれません。
だから今まで頑張った自分を褒めてあげてください。
そしてこれからのあなたにできることは お子さんにあった末永く面倒を見てくれる グループホームを選んであげることです。
地域の支援センターに問い合わせてもいいですし、
行政の障がい福祉課に相談してみてもいいと思います。
障がいをお持ちの方に対する施設の数は
はっきり言ってまだ全然足りていないのが現状です。
万が一、あなたに何かが起こってからでは
お子さんに合ったグループホームを
短期間で見つけるのはほぼ間違いなく不可能です。
そうはいっても、やっとお子さんにあったホームが見つかって
入所しても最初は、すぐに帰ってきていいと思うかもしれません。
でも、ちょっと、我慢をしてみてください。
お子さんがどうしても帰るということであれば、 そこは、無理強いする必要はありませんが、 親御さんが寂しがっているから、 帰って来させるということはできるだけ避けましょう。
あなたの子離れのほうが、しにくいはずです。
悔しいですが、子どもの親離れのほうが早いのです。
グループホームにお子さんが入ると、 少しはあなたの時間も増えるはずです。
今までやりたかったことや、いきたかった所におでかけ してみてはいかがでしょうか?
お友達とお食事に行けたり、 海外旅行に行ったり、チャレンジしてみてください。
そして、その体験は、 他のご家族にも伝えてほしいと思います。
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